体験談
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個人再生で住宅ローンの家は残せた?借金480万円・44歳男性の体験談

今井洸太
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住宅ローンを払いながら借金480万円の返済も続けていた44歳会社員Mさんのケースです。

子どもの教育費や生活費をカードローンで補い、住宅ローン以外の借金が4社計480万円に増えたMさん。自宅を手放したくない気持ちが強く、住宅資金特別条項を利用した個人再生を検討しました。条件を満たし、再生計画が認可されたという設定ですが、家を残せても住宅ローンの支払いはなくなりません。個人再生の返済が始まってからも、家族の生活費と将来の支出を気にしながら暮らしています。

この記事では、借金が増えた背景、家を残すために確認したこと、再生計画に基づく返済が始まった後の1年間を順にたどります。

※本記事は、裁判所の公開資料や公開された個人再生の体験記を参考に、人物・出来事・金額・経過を構成した架空のケースストーリーです。Mさんは実在せず、Q&Aは実際に行ったインタビューの記録ではありません。本文の条件は説明用の仮定であり、特定の裁判所の判断、減額率、家を残せる結果を保証するものではありません。

目次
  1. 相談者プロフィール
  2. 家を買った頃は、カードローンに頼るとは思っていなかった
  3. 返済額を足すと赤字なのに、家を売る決断はできなかった
  4. 家を守れると聞いても、住宅ローンが残ると知って迷った
  5. 個人再生の書類をそろえるうちに、家族の支出が見えてきた
  6. 家は残せても、住宅ローンを払う生活はそのままだった
  7. 返済開始から半年、家を守れた安心と今後の支出への不安が残った
  8. 1年後も教育費と家の修理代を見越して暮らしている
  9. 公開されている住宅ローン付き個人再生の経験記録
  10. 住宅ローンを残す個人再生で確認したいこと
  11. 関連するケース・記事を読む
  12. よくある質問
  13. まとめ|家を残せる可能性と、返済を続けられるかは別
  14. 参考情報

相談者プロフィール

  • 相談者:Mさん(44歳・男性)
  • 家族:妻と小学生・中学生の子ども2人
  • 職業:会社員。手取り月収30万円(家計全体で固定の収入として扱う設定)
  • 住まい:本人所有の自宅。住宅ローン残高1,900万円、毎月返済8万2,000円
  • 住宅の想定評価額:1,700万円(評価方法や財産全体は個別に確認が必要)
  • 住宅ローン以外の借入れ:4社合計480万円
  • 借金の原因:教育費、生活費、車の維持費などの不足をカードで補ったこと
  • 手続き前の無担保借金返済:毎月9万8,000円
  • 基本生活費:毎月16万円(住宅ローン返済を除く)
  • 選んだ手続き:小規模個人再生・住宅資金特別条項を利用した設定
  • 再生計画:住宅ローン以外480万円の債務に対して100万円を原則3年間で返済すると仮定
  • 個人再生の返済:約月2万7,800円(端数は最終回で調整)
  • 手続き後の状況:住宅ローンの支払いを続けながら、再生計画の返済開始から約1年

※債権者の決議や裁判所の認可、清算価値、所得要件、住宅の抵当権の状況などによって結論は異なります。480万円が必ず100万円まで減るという意味ではありません。

家を買った頃は、カードローンに頼るとは思っていなかった

借金が増える前の生活について教えてください。

らいふ
らいふ

家を買ったのは、上の子が小学校に入る前です。賃貸のときは手狭で、子どもが二人になったら部屋も足りなくなるだろうと思っていました。妻と話し合って、毎月の住宅ローンを払いながら暮らせる範囲の家を選んだつもりでした。

住宅ローンの返済は月8万2,000円でした。家計に余裕があるわけではありませんが、当時の収入なら払えると思っていました。車も必要な地域ですし、子どもに習い事をさせたい気持ちもありました。

ただ、年数がたつにつれて、教育費や生活費が思っていたより増えました。子どもの学校で必要な物や家電の買い替え、車検など、まとまった出費が続く年があったんです。

最初はボーナスで何とかしていました。でも、会社の業績によってボーナスが変わることもあります。余裕がないときにカード払いを使い、翌月支払うはずがリボ払いに変えてしまいました。

家計の不足が借金につながったのでしょうか?

らいふ
らいふ

そうですね。カードで払えば今月の現金が減らないので、助かった気になるんです。でも、支払いがなくなるわけじゃありません。翌月の給料が入っても、前の月の支払いが残っています。

消費者金融からも借りるようになりました。返済日に間に合わせるために、別のカードローンから借りることもありました。子どもの前では普通にしていましたけど、夜になると利用明細を見て、ため息をつくことが増えました。

借金が480万円あると分かったのは、各社の残高をまとめたときです。住宅ローンの残りも1,900万円ほどありました。住宅ローンは家を買うための借金だと割り切っていたのに、それ以外に480万円もあると気づいたときは、さすがに怖くなりました。

妻には、カードの支払いが多いとは言っていました。でも、全部で480万円になっていたことまでは話せていませんでした。家計の問題を一緒に考えるべきなのに、話すことで責められるのが怖かったんだと思います。

返済額を足すと赤字なのに、家を売る決断はできなかった

返済が難しくなっていた頃、家計はどうなっていましたか?

らいふ
らいふ

手取りが毎月30万円で、住宅ローンが8万2,000円。それとは別に、食費や水道光熱費、車の維持費、子どもにかかるお金などで16万円くらい必要でした。

残りは5万8,000円です。でも住宅ローン以外の借金返済が月9万8,000円ありました。毎月4万円足りない計算になります。

家計簿はつけていましたが、カード払いの分までうまく管理できていませんでした。月の支出としては払ったつもりになっていて、実際には後から請求が来る。自分たちの生活に必要なお金と、過去に使ったお金の支払いが重なっていました。

住宅ローンは遅れないようにしていました。家を失うのが怖かったからです。でも、そのためにカードローンから借りていたのだとしたら、結局は家計全体が苦しくなっています。

自宅を売却することは考えましたか?

らいふ
らいふ

一度は考えました。でも、簡単には決められませんでした。子どもが通っている学校もありますし、妻もこの地域で働いています。引っ越すことになれば、家だけでなく生活の仕組みも変わります。

それに、家を売ったら住宅ローンが全部返せるのかも分かりませんでした。今の家の価値がどれくらいなのか調べる必要がありました。

「家を残したい」という気持ちは強かったです。でも、残せたとしても今後の支払いが続かなければ意味がありません。頭では分かっていても、家族にどう説明すればいいのか迷っていました。

Life On独自分析①|住宅ローンと生活費を含めると月4万円の赤字

項目個人再生前の設定
手取り月収300,000円
基本生活費(住宅ローン以外)160,000円
住宅ローン82,000円
4社への返済98,000円
月の差引き−40,000円

月9万8,000円の借金返済は、手取り月収だけで考えても大きな負担です。住宅ローンを維持し、家族の生活費を払うと、毎月4万円の不足が生じる設定です。ボーナスや貯蓄で一時的に補えても、継続的な赤字が残れば生活の立て直しは難しくなります。

家を守れると聞いても、住宅ローンが残ると知って迷った

個人再生を知ったのは、どのようなきっかけでしたか?

らいふ
らいふ

返済について相談したとき、個人再生という方法を知りました。住宅ローンについて一定の条件を満たせば、住宅資金特別条項を使って家を残す方法があると説明を受けたんです。

最初は、借金を大幅に減らして家も残せるなら、それがいいと思いました。でも、よく聞くと住宅ローンは別枠で払わなければいけません。家を守れる可能性があるからこそ、その支払いを続けられるかが大切でした。

それに、家なら何でも残せるわけではないと知りました。自宅の名義、住宅ローンの抵当権、ほかの担保がないかなどを確認する必要があると説明を受けました。家の価値や、自分が持っているほかの財産によっても返済額が変わる可能性があるそうです。

自宅を残すと決めるまで、家族とはどんな話をしましたか?

らいふ
らいふ

妻には借金の総額を話しました。480万円と言ったときは、すぐには返事がありませんでした。私も、どこから説明すればいいのか分かりませんでした。

家のローンを守るためにカードで支払っていたこと、教育費や生活費を補っていたこと、でも使い方を見直してこなかったこと。都合の悪い話も含めて説明しました。

妻が最初に聞いたのは「これから毎月いくら払うの」ということでした。私が心配していたのは家を手放すかどうかでしたが、妻は明日の生活費が足りるのかという方を気にしていたんです。

それで、住宅ローンと個人再生の返済を合わせて払う金額を確認しようと話しました。家を守るために家族の暮らしがもっと苦しくなるなら、別の方法も考えなければいけないと思いました。

住宅資金特別条項は「住宅ローンも減る」という制度ではない

裁判所の説明によると、住宅資金特別条項には住宅の所有状況や抵当権などに要件があり、適用できる場合でも住宅ローンは原則として約束どおり支払う必要があります。住宅ローンが当然に免除・減額されるものではありません。滞納がある場合などは条件の確認が必要です。

参考:大阪地方裁判所「個人再生のQ&A」、裁判所「個人再生」

また、家を残すための条件やリスクは個人再生の基本解説でも確認できます。

個人再生の書類をそろえるうちに、家族の支出が見えてきた

手続きを進めるうえで、大変だったことはありましたか?

らいふ
らいふ

書類をそろえることですね。借金の残高だけではなく、家計のこと、家のこと、財産のことなどを確認する必要がありました。

家の評価額も調べることになって、想定では1,700万円ほどでした。住宅ローンの残り1,900万円を下回っています。だからといって、ほかの財産を確認しなくてよいわけではありません。保険や預貯金、車など、何を持っているかも整理しました。

特に難しかったのは家計です。毎月の生活費が16万円といっても、同じ月ばかりではありません。子どもの学用品を買う月もあれば、車検代がかかる月もあります。

これまでは足りない月だけカードを使って、その後のことを考えていませんでした。今後はカードを使わずに払う必要があるので、積立てを考えることにしました。

専門家費用も別に必要だと説明を受けました。想定では総額36万円を月6万円ずつ6回支払うことにしました。

この6か月は住宅ローンの支払いを続け、対象とした4社の返済への対応は依頼先の説明に従う設定です。家計も少し変えて、基本生活費を一時的に15万5,000円まで抑えました。

手取り30万円から、生活費15万5,000円と住宅ローン8万2,000円、専門家費用6万円を引くと、残りは3,000円しかありません。

月によっては急な出費もあるので、余裕があるとは言えませんでした。家計を家族で確認し、買い物や支出を調整しました。

楽観はできませんでした。申立てをすれば、必ず希望どおりの減額になるとは限らないと説明されていたからです。債権者との関係や、所有している財産なども関係すると聞きました。

私にとっては「家を残したい」という希望が何より強かったのですが、それだけでは手続きは決まりません。書類をそろえてからも、生活費と返済額が合うかどうかを何度も確認しました。

Life On独自分析②|手続き準備中は費用の支払いも家計に含める

項目準備期間中の仮定(月額)
手取り月収300,000円
一時的に抑えた生活費155,000円
住宅ローン82,000円
専門家費用(36万円÷6回)60,000円
計算上の残額3,000円

※この表は、個別の事情を説明するために設定した家計であり、手続き中に債権者への返済を止めることが当然に認められると保証するものではありません。住宅ローンは継続して支払う想定です。別途裁判所に納める費用や予納金等については、この36万円に含まれるものと仮定します。実際の依頼先の料金体系や手続費用は異なります。

家は残せても、住宅ローンを払う生活はそのままだった

再生計画が認可され、どのような条件になりましたか?

らいふ
らいふ

住宅ローン以外の借金480万円について、100万円を3年間で返済する計画になったという設定です。住宅ローンの1,900万円は別で、そのまま月8万2,000円を払い続けます。

最初にこの話を聞いたときは、480万円が100万円になったという数字に驚きました。でも、減るのは住宅ローン以外の部分です。自宅のローンが残ることは変わりません。

再生計画の100万円は、毎月2万7,800円ほどを目安に積み立てれば3年で用意できる計算です。実際の支払い頻度は計画によりますが、このケースでは月ごとに同額を家計から確保する設定です。

借金の返済を全部終えたわけではありません。それでも、住宅ローンと合わせていくら必要かを説明できるようになったのは、以前との違いでした。

家族との生活は変わりましたか?

らいふ
らいふ

今も同じ家に住んでいます。子どもは同じ学校に通っています。家を手放さずに済んだことは、家族にとって大きかったと思います。

ただ、何も気にせず暮らせるようになったわけではありません。子どもの進学費用や家の修繕も考えなければいけません。住宅ローンを払いながら再生計画の支払いを続ける3年間は、余裕をつくる努力が必要です。

以前は「今月だけ何とかする」と考えていました。今は、毎月の支出が増える前に家族と話すようにしています。子どもの習い事の費用も、どこまでなら続けられるかを相談しました。

個人再生の最低弁済額は借金額だけでは決まらない

裁判所は、小規模個人再生では法律上の最低弁済額に加え、清算価値などを考慮する必要があると説明しています。給与所得者等再生では可処分所得額も関係します。また、小規模個人再生では債権者による決議なども関係します。

今回のように住宅ローン以外の無担保債務が480万円という設定では、法律上の最低弁済額の目安は100万円です。ただし、財産などの事情によって実際の返済額が100万円を超える場合があります。

出典:裁判所「個人再生」、裁判所「民事事件Q&A」

返済開始から半年、家を守れた安心と今後の支出への不安が残った

返済を始めて半年ほどたった頃の生活はどうでしたか?

らいふ
らいふ

まず、住宅ローンは今までどおり月8万2,000円です。再生計画の返済のために約2万7,800円を確保します。二つを合わせると約11万円になります。

生活費は、手続き中ほど厳しく抑えるのは難しくて、月16万円くらいに戻しました。手取り30万円から生活費と返済を引くと、約3万円残る計算です。

前は毎月4万円不足していたので、大きな違いです。でも、その3万円が全部自由に使えるわけではありません。車のタイヤを交換することもありますし、家の設備が壊れることもあります。家を持っている以上、修繕費が必要になる月もあります。

子どもの学校で急に必要なお金が出たときに、以前はカードで払っていました。今は、できるだけ毎月の残りから少しずつ備えるようにしています。

ほっとした部分はあります。住む場所を変えずに済んだことは本当によかったと思っています。

でも、家を残せたからすべて解決したわけではありません。住宅ローンの残りは多いですし、再生計画の返済もまだ続いています。仕事で収入が減るようなことがあれば、すぐ家計が苦しくなるかもしれません。

妻とも、毎月の生活費を確認するようになりました。前は借金のことを言えず、一人で抱えていたので、少なくとも家計について話せるようになったのは変化だと思います。

Life On独自分析③|住宅ローンと個人再生の返済を並べて比較

月々の項目個人再生前再生計画の返済中
手取り月収300,000円300,000円
生活費160,000円160,000円
住宅ローン82,000円82,000円
住宅ローン以外の返済98,000円約27,800円
差引き−40,000円約+30,200円

100万円を36回で均等に割ると約2万7,777円ですが、このケースでは月2万7,800円を35回確保し、最終回に2万7,000円を充てるという単純計算にしています。実際の再生計画の弁済は3か月に1回以上などの条件を満たす必要があり、毎月払いとは限りません。表は家計管理上の積立額を示すものです。

1年後も教育費と家の修理代を見越して暮らしている

再生計画の返済を始めて1年たった現在、どんなことが変わりましたか?

らいふ
らいふ

一番は、お金の使い方を家族と話すようになったことです。

返済の計画は3年なので、1年払ったら終わりではありません。住宅ローンも残っています。以前のように借金のことを隠していたら、家計を続けるのは難しいと思います。

上の子の進学が近づいてきたので、必要になる費用を調べています。制服や教材のように、必要になる時期が分かっているものから積み立てるようにしました。

家の給湯器も古くなってきたので、もし壊れたらどうするか考えています。家を残せたとしても、維持するお金まで免除されるわけではありません。住宅ローンを払えればそれで終わりではないんですよね。

家を残すことは、私たち家族にとって大きな意味がありました。でも、家を残すためだけに無理な返済計画を選んでいたら、いずれ困っていたと思います。

個人再生の返済と住宅ローンの両方を計算し、生活費をどうするか家族と考えたことが必要だったんだと思います。

以前は、月末に足りなくなるとカードを使っていました。今は、足りないときに使えるお金がないなら、何を減らすか、いつ必要な支出なのかを話すようになりました。

まだ手続き後の返済は途中です。3年たっても住宅ローンは続きます。だから、これで全部終わったという気持ちにはなれません。それでも、家族と同じ家で暮らしながら返済の見通しを立てられることには意味があると思っています。

Life On独自分析④|収入が2万円減ると余裕はどれくらい変わる?

想定する変化個人再生中の月間差引き
通常(月収30万円、生活費16万円)+30,200円
手取りが2万円減る+10,200円
生活費が1万円増える+20,200円
手取りが2万円減り、生活費が1万円増える+200円
住宅の修理費5万円が発生する月−19,800円

※住宅ローン月8万2,000円、再生計画の積立月2万7,800円を前提とする計算です。賞与、税金の臨時支払い、実際の預貯金などは含めません。月次の差引きがプラスでも、生活が長期的に維持できることを保証するものではありません。

月々の収支に約3万円の余裕があるように見えても、収入減少と生活費上昇が重なると、余裕はほぼなくなります。住宅ローンと再生計画の返済を同時に続ける場合、家計の変化への備えが重要です。

公開されている住宅ローン付き個人再生の経験記録

個人再生について、法律事務所などが公開する事例にも住宅ローンの返済を続けながら手続きを利用した人の記録があります。

これらは各公開元による記述であり、Life Onが契約書、再生計画認可決定書、返済履歴などを独立に確認したものではありません。Mさんの借金480万円・住宅ローン1,900万円という設定や発言も、これらの実在する人の記録とは別の創作です。

住宅ローンを残す個人再生で確認したいこと

家の名義や担保の条件

住宅資金特別条項は、住宅の所有名義、住宅ローンの担保、別の抵当権等の有無、契約内容などを確認する必要があります。ローンの返済を続ける意向だけでは利用できません。

住宅の価値とほかの財産

住宅の評価額と住宅ローン残高の差だけで、清算価値や返済額を一律に判断できません。預貯金、保険、車なども含めて財産を確認する必要があります。

手続き費用と準備期間の家計

専門家費用、裁判所に納める費用、準備期間の生活費などを確認する必要があります。返済が止まる債務と、住宅ローンのように支払いを続けるものを分けて考えましょう。費用については個人再生の費用で説明しています。

返済中に収入が減った場合

再生計画に沿った支払いが難しくなった場合は、計画変更の可否などを含め、早めに専門家へ相談する必要があります。支払いを続けられないからといって、自動的に負担が再減額されるわけではありません。

配偶者や保証人との関係

個人再生によって家族の債務や保証債務が当然に消えるわけではありません。保証人がいる借入れなどは影響を確認する必要があります。家族に秘密のまま手続きを進められるかも、個別事情によって異なります。

関連するケース・記事を読む

個人再生の手続きと条件

住宅資金特別条項を利用する要件や、減額の仕組みを確認したい場合の関連記事です。

よくある質問

個人再生をすれば住宅ローンのある家は必ず残せますか?

いいえ。住宅資金特別条項を利用するには、住宅の所有・担保関係など、法律上の要件を満たす必要があります。家を残して住宅ローンを払いたいという希望だけで適用が認められるわけではありません。

住宅ローンも個人再生で5分の1になりますか?

住宅資金特別条項を使う場合、住宅ローンは原則として別枠で支払いを続けます。住宅ローン以外の借金の最低弁済額の計算と混同しないよう注意してください。

借金480万円なら必ず100万円になりますか?

いいえ。小規模個人再生における法律上の最低弁済額の目安は100万円ですが、清算価値や手続きの種類、債権者の対応などによって返済額や認可の可否が変わります。

個人再生で家を残した場合、家計は楽になりますか?

住宅ローンの返済が続き、再生計画に基づく支払いも必要です。現在の収入と生活費で両方を継続できるか、支払いが重なる期間の家計を計算する必要があります。

再生計画の支払いができなくなった場合は?

事情によっては計画変更などを検討することがありますが、要件や手続きがあり、必ず変更できるわけではありません。延滞を放置せず、資料を整理して専門家に相談してください。

個人再生は家族に内緒でできますか?

家計の把握や住宅ローン、財産・収入の資料が必要になるため、家族の協力が必要となる場合があります。どこまで情報共有が必要かは具体的な状況によって異なります。

まとめ|家を残せる可能性と、返済を続けられるかは別

今回のMさんは、住宅ローン残高1,900万円を抱える44歳会社員が、住宅ローン以外に480万円の借金を抱えた架空のケースです。住宅資金特別条項を利用する要件を満たし、再生計画が認可されたという条件で、家族と同じ住まいで生活を続ける設定にしました。

住宅ローンの返済は残り、再生計画の支払いと合わせて毎月約11万円が必要です。手続き後の家計は改善する計算ですが、収入が減ったり家の修理代が発生したりすると、返済の余裕は小さくなります。

個人再生を考える際は、減額後の借金だけを見るのではなく、住宅ローン、生活費、家を維持する費用、教育費、将来の収入の変化まで含めて比較することが重要です。

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※Mさんは架空の人物です。参考情報やモデル設定の扱いは冒頭の注記と参考情報で説明しています。制作・掲載方針の固定ページが公開された後、リンクを追加します。

参考情報

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今井 洸太
今井 洸太
Life On運営者/借金解決・返済アドバイザー/債務整理アドバイザー/
Life Onでは、借金に困っている方に「どこよりも、誰にでもわかりやすく」をモットーとして、借金の複雑な手続きの方法や解決方法についてご紹介します。実際の体験談から自分に合った解決方法を見つけることもできます。
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