個人再生
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個人再生の手続きとは?任意整理や自己破産と何が違うの?

Satoh
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「個人再生ってどんな手続き?」
「自己破産しか聞いたことない」

借金解決と聞くと、何を思い浮かべるでしょうか。おそらく多くの方が、「自己破産」を思い浮かべたのではないかと思います。

しかし、借金解決の方法は自己破産以外にもたくさんあります

今回はその中でも「個人再生」について、今回は

  • 個人再生がどんな手続きなのか
  • 個人再生のメリット・デメリット

以上の2つについて詳しくご紹介していきます。

個人再生の特徴と仕組み

個人再生は、借金額によって1/5~最大1/10まで返済総額を削減できる債務整理手続きです。

減額幅が大きいというメリットはありますが、法律の専門家の他に裁判所等も利用して手続きする必要があるので、複雑な手続きになります。

そのため、特別なケースを除いて利用者はあまりいません。主に、任意整理では対応できない人が個人再生で対応するケースがほとんどです。

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個人再生のメリット・デメリット

メリット

個人再生のメリットは大きく下の3つです。

メリット
  • 1/5〜1/10と減額幅が大きい。
  • 持ち家を残すことができる。
  • 利息だけでなく、元本まで減額することができる。

任意整理は利息のみの減額ですが、個人再生の場合は元本まで減額することができます。

そのため、「任意整理の減額幅じゃ支払いきれないけど、自己破産はしたくない」という人にとっては、ぴったりの手続きです。

また、住宅ローンが残っていても「住宅ローン特則」という制度を使うことによって、持ち家を残したまま借金の解決が望めます。

デメリット

減額幅が大きいことが個人再生のメリットですが、デメリットもあります。

デメリットは大きく次の3つです。

デメリット
  • 信用情報機関に事故情報が載る(ブラックリスト)
  • 持ち家以外の高価なものを残すことができない
  • 官報に個人情報が載る

特に大きなデメリットは、信用情報機関に事故情報が載ることです。一般的にはブラックリストと呼ばれています。

ブラックリストになると、新しくクレジットカードの発行ができなくなったり、ローン契約ができなくなったりします。

しかし、一生ブラックリストというわけではなく、完済から5年ほどでブラックリストから外れます。

官報とは、政府が発行する情報誌です。一般人はほとんど見ることがないので、載ったとしても、親族や友人にバレると言ったことはありません

個人再生するために必要な費用

個人再生にかかる費用は主に下に記述している種類があります。

  1. 裁判所に納める費用
    • 申し立て手数料
    • 郵便切手代(予納郵券)
    • 官報公告費(予納金)
    • 個人再生委員選任費
  2. 法律の専門家に依頼する費用
    • 着手金
    • 報酬金

法律の専門家に依頼しないで自分で個人再生手続きを行うこともできますが、個人再生手続きは必要な書類がかなり多く、複雑なので法律の専門家に依頼する方が確実です。

また、法律の専門家によって依頼料等に差がありますが、司法書士は1社140万円以下でしか対応してもらえないため注意しましょう。

個人再生の流れ

借金減額シミュレーターを利用

まずは、借金減額シミュレーターを利用して、無料で自分の借金が減額できる可能性があるか確かめます。

借金減額シミュレーターを使ったからといって、必ずしも手続きを行わなければならないというわけではないので安心してください。
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法律の専門家との面談

個人再生を行うには、法律の専門家と面談する必要があります。
現状の借入状況や返済状況などを聞き取り、的確な借金解決方法をアドバイスしてくれます。

受任確定と取引履歴確認

個人再生することが確定すると、法律の専門家は各借入先に「受任通知」を送ります。これによって、督促や取り立てが止みます
また、法律の専門家が借入先に対して取引履歴の開示請求を行います。
面談での聞き取りをもとに、上限金利に基づいて引き直し計算を行い、将来利息や遅延損害金をカットした返済額を確定します。

方針決定面談

手続き開始後2回目の面談です。
返済額が確定したら、法律の専門家が返済計画を立ててくれます
この面談で、月々の支払いが確定するので、期間等の話し合いなどがメインになります。
話し合いで問題がなければ、返済計画が確定します。

支払い開始

方針決定面談で確定した返済計画をもとに返済が開始します。

返済には、自分で行う方法と法律の専門家に任せる方法があります。返済先が少ない場合は自分で行っても問題ないですが、複数の場合は法律の専門家に任せてしまった方が楽です。

完済

最後の支払いが終了したら無事完済となります。

返済生活から解放され、個人再生の手続きが完了します。

以上が個人再生の流れです。

基本的には依頼した専門家が主な手続きを進めてくれます。専門家に同席してほしいと言われた時のみ時間を作るといったイメージで問題ありません。

個人再生と任意整理の違い

個人再生と任意整理はどちらも借金の減額後、残額の返済がある手続きです。

大きな違いは、任意整理と個人再生で減額できる金額です。

任意整理は基本的に将来利息がカットされるのに対し、個人再生は1/5〜1/10まで借金を減額できます。

また、任意整理は元本は減りませんが、個人再生は元本も含めて削減できます。

まとめ

個人再生は、減額幅がかなり大きく、借金の解決にも非常に有効な手段です。

しかし、メリットが大きい分デメリットも大きく、自分と合っているのか見極めながら進めていく必要があります。

借金減減額シミュレーターや法律の専門家への問い合わせを有効に活用して、借金問題を自分に有利に進めていきましょう。

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今井 洸太
今井 洸太
Life On inc./借金解決・返済アドバイザー/債務整理アドバイザー/ファイナンシャル・プランニング資格保有/
Life Onでは、借金に困っている方に「どこよりも、誰にでもわかりやすく」をモットーとして、借金の複雑な手続きの方法や解決方法についてご紹介します。実際の体験談から自分に合った解決方法を見つけることもできます。
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