パチンコで借金地獄。負けてるのにやってしまうパチンコ依存症から抜け出すには
パチンコは18歳以上であれば誰でもできるため、依存症になってしまうことも少なくありません。
「次は勝てるはず」
「もう少しで当たりそう」
一度でも勝った、当たった経験のある人は、そういった気持ちから際限なくお金を使ってしまい、気づけば借金をしてまでパチンコにのめり込んでしまいます。
給料の範囲内で自由に使えるお金でパチンコをする分には問題ありませんが、借金でのパチンコは話が変わってきます。
パチンコを含めたギャンブルには中毒性があり、ギャンブルでする借金は気づいた時には取り返しのつかない額になっている事が多いです。
いわゆる借金地獄です。
この記事では、パチンコの借金をどうにかしたい、身近にパチンコで借金をしている人がいるという方に、パチンコ依存症や借金問題の解決方法についてご紹介していきます。
パチンコ依存症とは?
パチンコ依存症は、ギャンブル依存症という病気の一種です。ギャンブル依存症は「パチンコにのめり込むことにより日常生活や社会生活に支障が生じ、治療が必要な状態」を指します。
※参考:一般財団法人ギャンブル依存症予防回復支援センター
通常ギャンブルはお金をかけること自体を楽しむ目的で遊ばれます。
しかし、ギャンブルでのストレスが貯まることで
- 負けた分を取り戻したい
- ストレスを解消したい
- パチンコで当ててスッキリしたい
などの理由がギャンブルと結びつくことで、見切りをつけることが難しくなります。
ギャンブル依存症やパチンコ依存症を発症している個人の脳内では、「脳内報酬系」として知られる領域の機能に異常が生じていると考えられています。
「脳内報酬系」では、刺激を受け取ると快楽物質であるドーパミンを生成する役割を果たします。パチンコで勝利した際にも、このドーパミンが放出されます。
しかしながら、パチンコを頻繁に行い依存状態に陥ると、脳の機能が低下します。わずかな刺激ではドーパミンが放出されず、より強い刺激を求めるようになるのです。
さらに、パチンコに関連するものを目にしたり耳にしたりすると、脳の特定の領域が活発に反応することが分かっています。
このような状況では、「パチンコをしたい」という強烈な欲求が湧き上がり、自己制御が困難になってしまうでしょう。
パチンコ依存症の症状
パチンコ依存症には以下のような特徴がありますが、これらは脳の機能の異常によって引き起こされる症状とされています。
- お金がなくなってもパチンコをやめられない
- 家族や友人の言葉が響かない
- 嘘をついてまでパチンコをやりに行く
依存症の大きな特徴は、自分の行動をコントロールできず、やめたいと思ってもやめることができないことです。
たとえお金がなくなっても、パチンコへの欲求を抑えることができません。
また、負けたにもかかわらず勝ったと嘘をついたり、パチンコのために嘘をついたりすることも特徴的です。これらの行動は、脳の機能の異常によるものです。
パチンコ依存症はどんな人がなりやすい?
パチンコを楽しむ人の中には、依存症になる人もいればならない人もいます。
まだ正確な違いはわかっていませんが、以下のような特徴がある人は、パチンコを含むさまざまなギャンブル依存症になりやすいと言われています。
- 男性であること
- 若い時期からギャンブルの経験があること
- 衝動性が高いこと
- 過去にギャンブルで大勝した経験があること
- 家族や身近な友人にギャンブルに関する問題を抱えている人がいること
- 抑うつや不安、双極性障害、強迫性障害、ADHDなどの障害を抱えていること
- パーキンソン病の治療薬(ドーパミンアゴニスト)を服用していること
もちろん、これらの条件に当てはまる人が全てパチンコ依存症になるわけではありません。
ただし、リスクが他の人よりも高いという点を認識しておくことは重要です。
パチンコに依存する人は全体的に男性が多い傾向がありますが、女性でも依存する例は多く見られます。
したがって、パチンコ依存症のリスクは男女ともに存在し、自分が大丈夫と思っていても注意が必要です。
パチンコで作った借金はなんで増えていくの?
借金問題の原因はさまざまですが、特にパチンコなどのギャンブルによる借金は非常に危険なものです。
わずかな期間で借金が急増し、あっという間に借金地獄に陥る可能性もあります。
では、なぜパチンコによる借金は増え続けてしまうのでしょうか。その理由は以下の4つです。
- 金銭感覚がマヒするため
- 負けた分を取り戻そうとするため
- 勝ったお金を再びパチンコにつぎ込むため
- 負ける確率が高いため
実際にパチンコを経験すればわかる通り、お金はあっという間に消えてしまいます。パチンコ依存症に陥った人々の考え方は、「千円程度では何もできない」というものです。
パチンコにのめり込むほど、かける金額は増え、金銭感覚は麻痺していきます。借金をする際も、金額に対する適切な判断ができません。
勝ったとしても、負けたとしても「勝てばいい」という思考が働きます。たとえたまに勝っても、そのお金は手元に残りません。
また、パチンコは元々、賭けた金額に対するリターンが低いものです。まれに勝つこともあり、趣味としてたまに楽しむ分には大きな損失はありません。
しかし、勝利に執着し繰り返し行うほど、大きな損失を被る可能性が高まります。
パチンコ業界は、利益を得るために「顧客が賭ける金額>顧客への払い戻し金額」という仕組みを崩すことはありません。
「勝ちたい」「次こそは勝てるはず」という欲求が強くなるにつれ、ますますお金をつぎ込む額が増え、借金だけが膨らんでいくでしょう。
パチンコは負ける確率が高いので、勝ったら返そうと思っていても借金は増え続けます。
そして、借金が膨らむほど、借金を返すために勝たなければというプレッシャーが強まり、さらに借金が増えることになります。
大丈夫?パチンコ依存症チェックで自分を確認しよう
周りから見れば明らかなパチンコ依存症でも、本人は自覚していないことが多いです。
もし、パチンコが日常生活や社会生活に支障をきたしているようなら、ぜひ一度、ギャンブル依存症のチェックを試してみましょう。
年齢や性別など基本情報を入力し、以下の質問に答えてください。
- ギャンブルについてどれくらい悩んでいる
- 負けたお金を取り戻すためにギャンブルをする
- 興奮を味わうために賭け金を増やすことがある
- ギャンブルをやめようとするとイライラやソワソワする
- ギャンブルのことばかり考えてしまう
- 設定したギャンブルの時間や賭け金をオーバーすることがある
- ストレス解消のためにギャンブルをする
- ギャンブルについて嘘をつくことがある(負けた金額や行った行為について)
- ギャンブルのせいで家族や友人関係が悪化したことがある
- ギャンブルでお金がなくなった際、借金をする
- 借金の返済に苦労している
これらの質問に答えると、アドバイスが表示されます。簡易的な方法ですが、ギャンブル依存症のリスクを診断することができます。もし気になる点があれば、専門の医療機関を受診しましょう。
そして、借金が多くて返済に困っている場合は、借金相談をして早めに対処しましょう。
状況が悪化する一方ですから、無理のない返済計画を立てるか、返済が難しいとわかったら債務整理などの手続きで「借金問題を根本的に解決する」ために行動しましょう。
無理な返済だけで完済しても、後に反動としてまたギャンブルにハマる可能性があるので、専門家の助けを借りて、無理なく返済できる道を見つけましょう。
ギャンブル依存症の自己診断は、以下のサイトで無料で行うことができます。
※ギャンブル依存症セルフチェック/全国公営競技施行者連絡協議会 (https://gamble-shindan.com/)
借金減額シミュレーターで借金がいくら減るか確認
皆さんは借金減額シミュレーターをご存知でしょうか。借金をどうにかしたいと思っている方は広告等で見たことがあるという方もいるかもしれません。
借金減額シミュレーターは弁護士や司法書士など法律の専門家が運営しているツールです。
借金減額シミュレーターを使うことで、自分の借金がいくら減るのかを知ることができます。また、シミュレーション終了後、借金について専門家に相談することもできます。
借金減額シミュレーターについて詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事を読んでください。
借金をどうにかしたいと思っていても、いきなり弁護士に電話するのはハードルが高いですよね。
借金減額シミュレーターであれば匿名・無料でネット上で簡単に借金が減額できるかを確認することができます。
事前に借金がどのくらい減るか知っていた方が相談をする際にも、便利ですよね。
パチンコ依存症チェックで自分を確認してみる
周りから見れば明らかなパチンコ依存症でも、本人は自覚していないことが多いです。
もし、パチンコが日常生活や社会生活に支障をきたしているようなら、ぜひ一度、ギャンブル依存症のチェックを試してみましょう。
ギャンブル依存症の自己診断は、以下のサイトで無料で行うことができます。
ギャンブル依存症セルフチェック/全国公営競技施行者連絡協議会 (https://gamble-shindan.com/)
年齢や性別など基本情報を入力し、以下の質問に答えてください。
- ギャンブルについてどれくらい悩んでいるか
- 負けたお金を取り戻すためにギャンブルをする
- 興奮を味わうために賭け金を増やすことがある
- ギャンブルをやめようとするとイライラやソワソワする
- ギャンブルのことばかり考えてしまう
- 設定したギャンブルの時間や賭け金をオーバーすることがある
- ストレス解消のためにギャンブルをする
- ギャンブルについて嘘をつくことがある(負けた金額や行った行為について)
- ギャンブルのせいで家族や友人関係が悪化したことがある
- ギャンブルでお金がなくなった際、借金をする
- 借金の返済に苦労している
これらの質問に答えると、アドバイスが表示されます。
簡易的な方法ですが、ギャンブル依存症のリスクを診断することができます。もし気になる点があれば、専門の医療機関を受診しましょう。
そして、借金が多くて返済に困っている場合は、借金相談をして早めに対処しましょう。
放置していても状況は悪くなる一方です。
無理のない返済計画を立てるか、返済が難しいとわかったら債務整理などの手続きで「借金問題を根本的に解決する」ために行動しましょう。借金減額などの方法があります。
無理な返済だけで完済しても、後に反動としてまたギャンブルにハマる可能性があるので、専門家の助けを借りて、無理なく返済できる道を見つけましょう。
パチンコ借金による生活リスク3つ
たとえパチンコ借金を抱えていても
「まだ少額だから大丈夫」
「これくらいなら、いつでも取り返せるから大丈夫 」
と、簡単に考えてしまう人は少なくありません。
しかし、パチンコが原因でできた借金は、いくつかの生活リスクをもたらします。以下に代表的なリスクを3つ紹介します。
普通の生活が難しくなる
パチンコによる借金が膨らむと、普通の生活が困難になります。
- 返済するお金が家計を圧迫し、生活が苦しくなる
- 金融業者からの督促が頻繁にあり、精神的に不安定になる
- 返済が滞るとブラックリストに登録される
借金問題によって、うつ状態になる人も多いです。特にパチンコが原因の場合、借金が急速に膨らむ可能性があるため、注意が必要です。
返済が滞ると、金融業者からの督促電話や手紙が来たり、個人信用情報機関に滞納情報が登録されます。これが一般的に言われる「ブラックリスト」と呼ばれる状況です。
- ブラックリストに登録されると、
- クレジットカードの作成や使用
- 新しいローンの組み込み(住宅ローンやカーローンなど)
- 新しいスマートフォンの分割払いでの購入
- 借金の保証人になる
- 賃貸住宅の契約時に家賃保証会社を利用する
などが非常に難しくなります。特にクレジットカード支払いが主要な場合、生活に大きな影響を与えます。
ポイント還元率の高いクレジットカードを使用してポイントを貯めている場合も、ポイントの利用が制限されます。
滞納が続くと遅延損害金が発生し、残債と遅延損害金が一括で請求されることもあります。
何も対処しないままでは裁判を起こされ、最終的には給与や預金が差し押さえられるリスクもあります。
配偶者から離婚を言い渡されるリスクがある
パチンコによる借金が増えるにつれて、離婚のリスクも高まります。
実際には、「パチンコ」と「借金」自体は離婚の理由にはなりませんが、ギャンブルや借金が夫婦関係を破綻させ、結果として離婚に至るケースが多く見られます。
ギャンブルによって家計が圧迫され、配偶者からギャンブルをやめるように求められているにも関わらずやめられない場合、離婚の可能性が高まります。
ギャンブルによる借金を繰り返している人の中には、「家族から何度も忠告されている」という人も多いです。
それでもパチンコをやめずに借金をしてしまい、家族を裏切り続けると、感情的な距離が生まれてしまうのも当然のことです。
自分が離婚を望んでいなくても、ギャンブルや借金、それに伴う夫婦関係の変化が「既に破綻している」と見なされれば、離婚は避けられないでしょう。
闇金に手を出すリスクがある
借金が重なって返済できなくなり、ブラックリストに登録されると、消費者金融や銀行など正規の業者からの借入が難しくなります。そこで近づいてくるのが闇金です。
闇金は、違法な業者で非常に高い利息でお金を貸し付ける存在です。一部の闇金は、丁寧な言葉で近づいてくる「ソフト闇金」と呼ばれるタイプもあります。
しかし、返済ができなくなると態度が一変し、法外な取り立てを容赦なく行ってくるため、非常に危険です。
闇金を利用し、追い込まれる状況になると、自分や家族の安定した生活を送ることができなくなります。通常の社会生活を送ることはほぼ不可能です。
現状闇金に悩んでいる、闇金からお金を借りてしまっているという場合には、闇金に強い司法書士や弁護士に早急に相談することをおすすめします。
一人で悩んでいても何も解決しません。闇金からの取り立てを止めるためには、まずは弁護士の助けを借りることが重要です。
パチンコで作った借金を解決するための方法3つ
すでにパチンコで作った借金を抱えてしまっている場合は、早めに問題の根本解決を目指す必要があります。
パチンコが原因で借金を抱えていても、人生を諦める必要はありません。以下では解決するための3つの方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
家計を見直して自力で完済する
パチンコが原因の借金であっても、少額なら家計の見直しで自力で完済を目指せます。返済できる金額の上限は年収の3分の1程度を目安にしてみてください。
- 自力完済を目指す上でのコツは、以下の通りです。
- 家族に状況を説明し、協力を仰ぐ
- パチンコを辞める
- これ以上お金を借りない
- 固定費の見直しをする
- 普段のお金の使い方を細かく見直す
家族の協力を得ることが重要です。家族に協力してもらえば、時にはストッパーの役割を果たしてくれます。単身世帯の場合は、各種相談窓口を活用することも良いでしょう。
自力で完済するためには、「これ以上借りない」という強い意志が必要です。もちろん、パチンコからも距離を置くことが大切です。
また、利息負担を軽減するため、できる限り早く返済することも重要です。家族と一緒に固定費と変動費を細かく確認してみてください。
家族に相談し、立て替えを依頼する
パチンコ借金で大きな問題になるのが「利息」です。元本だけなら返済できても、利息が加わると難しいこともあります。
この場合、家族に相談し、一時的に借金を立て替えてもらう方法もあります。家族から低い金利で貸してもらえれば、返済が楽になります。
ただし、注意点もあります。
家族だからといって甘えるのはNGです。
借用書を作成し、条件や返済期間を明確にすることが大切です。家族に立て替えてもらった場合でも、誠意を見せることが重要です。
また、この方法で借金問題から完全に解放されるためには、「同じ過ちを繰り返さない」という強い意志が必要です。
立て替えを依頼する前には、しっかりと話し合いや確認を行うことが重要です。
債務整理を検討する
パチンコが原因の借金が返済できないほど膨らんでしまった場合、債務整理を検討しましょう。
法律に基づいた手続きで借金を減らしたり免除したりすることが可能です。国が認めた借金救済措置や借金減額制度なども債務整理の一環です。
債務整理には、主に以下の3つの方法があります。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
それぞれの特徴や注意点をまとめます。
【任意整理】
任意整理は、債務者(お金を借りた側)と債権者(お金を貸した側)が裁判所を介さずに直接交渉し、和解する債務整理の方法です。
借金の整理業者を選ぶこともでき、パチンコを含むギャンブルが原因の借金にも対応できます。
ただし、交渉内容は主に将来の利息のカットや返済期間の見直しに関するもので、借金の減額効果はそれほど高くありません。
過払い金が発生している場合は、その分の減額が可能です。
【個人再生】
個人再生は、裁判所を通じて借金を減額する債務整理の方法です。
マイホームを守る手続きもあり、ギャンブルが原因の借金にも対応可能です。
個人再生が認められると、借金が最大で5分の1~10分の1に圧縮されますが、手続きは複雑で時間もかかります。
【自己破産】
自己破産は、裁判所を通じて借金を全てなくす債務整理の方法です。
自己破産が認められると借金を返済する義務がなくなりますが、一定額以上の財産は没収されます。
3つの方法の中で借金減額効果が最大ですが、ギャンブルによる借金は免責不許可事由に該当し、自己破産が認められない場合があります。
たとえパチンコが原因で借金地獄に陥ったとしても、これらの方法を使えば金銭面の問題は解決できます.
しかし、依存症という精神面の問題を解決しなければ、再び同じ状況に陥る可能性もあります。借金問題の解決と依存症の治療は、セットで進めることが重要です。
パチンコ借金でも自己破産できる可能性も、まずは弁護士に相談
「パチンコが原因の借金は自己破産できない」と聞いたことがあるかもしれません。
先ほどもお伝えした通り、パチンコ(ギャンブル)で作った借金は、免責不許可事由に該当するため、基本的に自己破産はできません。
ただし例外もあります。パチンコが原因の借金であっても、裁判所の判断によって裁量免責が認められる場合もあります。
裁量免責が認められるかどうかを個人で判断するのは難しいので、早めに弁護士に相談してあなたが自己破産可能かどうか判断してもらいましょう。
もし「自己破産は難しい」と判断された場合でも、あなたに合う債務整理についてアドバイスしてもらうことができます。
パチンコ依存症を克服するための方法とは?
パチンコ依存症は、真剣に取り組まなければならない病気ですが、現在は正式に認可された「治療薬」が存在しません。
以下の方法を組み合わせて、依存状態の克服を目指していきます。
- 自助グループに参加する
- 専門家のカウンセリングを受ける
- 身近な人に相談し、監視してもらう
- パチンコ以外の新たな趣味を見つける
- 衝動的な行動を抑えるための薬物療法を行う
- 貸付自粛制度を使う
パチンコ依存症で苦しむ人は多く、全国各地に自助グループがあり、参加することでお互いに支え合いながら依存状態からの脱却を目指すことができます。
また、パチンコ依存症の問題を一人で抱え込むのはおすすめできません。家族や友人に打ち明けて、協力を仰ぐことも有効な方法です。
専門家のもとを訪れれば、パチンコ依存症患者向けのカウンセリングを受けることができる他、必要に応じて薬物療法を選択することも可能です。
貸付自粛制度は、自覚のあるパチンコ依存症患者が利用できる制度であり、本人が申告することによって借入を制限することができます。
この制度を利用する際は、事前に日本貸金業協会または全国銀行個人信用情報センターへ申告する必要があります。
信用情報機関には貸付自粛情報が登録され、制限がかかる仕組みとなっています。
家族がパチンコ依存症の場合の対処法は?
自分ではなく、身近な人がパチンコ依存症である場合、どう対処すれば良いのでしょうか。以下の方法を参考にしてみてください。
- 家族向けの自助グループに参加してみる
- 本人の意識変化を促す
- 専門の医療機関、精神保健福祉センター、保健所等に相談する
家族が行うべきでないことは、以下の2点です。
- ギャンブル依存症の問題を家庭内で抱え込むこと
- ギャンブル依存症患者の借金を肩代わりすること
ギャンブル依存症患者を抱える家族向けの相談窓口は数多くあります。
自分がどう対処すれば良いのか分からない場合でも、アドバイスを受けることができますので、ぜひ活用してみてください。
ギャンブル依存やパチンコでの借金は相談を
パチンコ依存症やパチンコ借金の問題に直面している方は、多くいます。
依存症や借金の問題は、一人で解決するのが難しい場合もあります。まずは身近な人や専門家、相談窓口に助けを求めることを考えてみましょう。
専門家の知識と適切なサポートを受けることで、借金まみれの状況から抜け出す可能性が高まります。
自らの努力によって、パチンコから完全に足を洗うことも実現できるかもしれません。
今回の情報を元に、具体的な解決策を見つけるために取り組んでみてください。
借金救済制度を利用することで、借金を減らす方法をまずは調査してみるのも一つの方法です。