債務整理
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債務整理のアンケート84件を分析|借金の原因・相談までの期間・手続き後の評価【独自調査】

今井洸太
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借金を返したいのに返済が追いつかない。債務整理という方法は知っていても、家族や勤務先に知られる不安、費用への心配から、すぐには動けない人もいます。

では、債務整理を経験したと回答した人は、どのような借金を抱え、どれほど迷い、手続き後をどう振り返っているのでしょうか。

Life Onでは、2025年10月にランサーズで募集した「債務整理経験者の借金に関するアンケート」の採用回答84件を集計しました。

借金の原因、利用した手続き、債務整理を知ってから実行するまでの期間、手続き後の評価を、回答件数とともに紹介します。肯定的な回答だけでなく、否定的な回答や調査の限界も確認します。

調査結果の要点

  • 任意整理を選択した回答が46件、自己破産が20件。
  • 借金の原因(複数選択)は、生活費55件、ギャンブル30件、浪費25件。
  • 債務整理を知ってから手続きするまで「1か月以内」以外の選択肢を選んだ回答は73件。
  • 「債務整理をして良かったと思いますか?」に**「はい」81件、「いいえ」3件**。
  • 「もっと早く相談・手続きすれば良かったと思いますか?」には**「はい」75件**。

調査の読み方: 対象はランサーズの有償タスクへの自己申告回答です。国内の債務整理経験者から無作為抽出した調査ではなく、客観的な契約・和解記録も確認していません。

以下の割合は今回採用された84回答の内訳に限ります。「債務整理経験者全体の満足度・利用率」を表すものではありません。

調査概要|ランサーズで集まった84件を再集計

項目内容
調査名債務整理経験者の借金に関するアンケート
実施媒体ランサーズ・タスク方式
募集対象債務整理をしたことがあると申告した人
募集終了日202%年10月27日
依頼予定件数100件
採用回答数84件
報酬1回答あたり100円(税込)
回答形式単一選択・複数選択・自由記述
集計方法元のCSV回答を基に選択肢別の件数を集計
主な制約自己申告、無作為抽出ではない、実体験の裏付け資料なし

募集には「債務整理をしたことがある方のみ」と記載されていましたが、Life On側で84人それぞれの実際の契約・手続きの有無を確認したわけではありません。

集計対象の回答IDは84件すべて異なり、回答部分が完全一致するレコードはありませんでした。ただし、同じ人物による別アカウントでの回答がないことまで検証したものではありません。

回答者のニックネームなど、個人の特定につながる情報は掲載しません。

借金の金額は201万円以上が37件

回答者が選択した借金総額の区分は以下のとおりです。

借金の金額帯回答件数割合
50万円以下10件11.9%
51万〜100万円11件13.1%
101万〜150万円11件13.1%
151万〜200万円15件17.9%
201万〜300万円18件21.4%
301万円以上19件22.6%
合計84件100.0%

今回の回答では、**201万円以上が37件(44.0%)**でした。

借金が100万円以下の回答は21件、101万〜200万円は26件で、回答者の借金規模には幅があります。

ただし、金額帯による回答であり、「301万円以上」に上限もないため、平均借金額は算出していません。実際の借金残高を示す明細などを確認した調査でもありません。

年代は20代9件、30代33件、40代32件、50代8件、60代2件でした。30〜40代の回答が計65件と多いことも、この調査を一般の経験者全体に当てはめられない理由の一つです。

利用した債務整理は任意整理46件・自己破産20件

「利用した債務整理を教えてください」という単一選択の結果は以下のとおりです。

選択した手続き回答件数割合
任意整理46件54.8%
自己破産20件23.8%
過払い金請求8件9.5%
個人再生6件7.1%
特定調停4件4.8%
合計84件100.0%

この設問では、回答者が選択したのは一つの手続きです。

なお、過払い金請求は払いすぎた利息の返還を求める手続きで、借金の返済条件を変更する典型的な債務整理と区別されることがありますが、元の調査票に選択肢として含まれていたため、原設問どおり集計しています。

以前に別の手続きを利用した経験があるか、債務整理が実際に完了したかについては、回答だけから確定できません。

手続きによって、裁判所を利用するか、元金の減額や免責を目指すか、手続き後に返済を続けるかなどが異なります。

債務整理の種類と違いや任意整理の仕組みで、条件や注意点を確認できます。

Life On独自分析|任意整理と自己破産では、借金の原因に違いがある?

件数が比較的多い任意整理46件と自己破産20件について、借金の原因の選択状況を比較しました。

原因(複数回答)任意整理46件中自己破産20件中
生活費31件(67.4%)16件(80.0%)
ギャンブル14件(30.4%)7件(35.0%)
浪費18件(39.1%)3件(15.0%)

※同じ人が複数の原因を選んだ場合があります。各列の割合は、手続き別の回答件数を分母にしています。

今回の回答では、自己破産を選んだ20件のうち16件が生活費を選択していました。一方、任意整理を選んだ46件では、浪費が18件含まれています。

ただし、サンプル数が少なく、ほかの事情も分からないため、特定の借金原因ならこの手続きを選ぶべきという根拠にはなりません。

借金の理由は「生活費」が55件で最多

「借金をした理由は何ですか? 当てはまるものをすべて」という複数選択の集計結果です。

借金をした理由選択件数84件に占める割合
生活費55件65.5%
ギャンブル30件35.7%
浪費25件29.8%
車や住宅のローン11件13.1%
失業・転職9件10.7%
医療費8件9.5%
その他12件14.3%

複数選択のため合計は84件になりません。

生活費だけでなく、ギャンブルや浪費も選択されています。借金の原因が一つとは限らないことが分かります。

ただし、今回の調査では、それぞれの原因がいつ発生したのか、何が最初の借入れのきっかけだったのか、どの原因によって借金がいくら増えたのかまでは確認していません。

したがって「生活費が借金全体の65.5%を占める」という意味ではなく、84件のうち55件が生活費を原因の一つとして選択したという結果です。

債務整理を知ってから手続きまで、1か月以内以外が73件

「債務整理を知ってから実際に債務整理をするまでの期間はどのくらいでしたか?」という質問では、次の回答がありました。

手続きまでの期間回答件数割合
1か月以内11件13.1%
1か月〜半年40件47.6%
半年〜1年20件23.8%
1年以上13件15.5%
合計84件100.0%

※区分名は読みやすさのため表記を整理しています。元の回答選択肢は「〜1ヶ月」「1ヶ月〜半年」「半年〜1年」「1年以上」です。

集計すると、「〜1ヶ月」を選んだのは11件。それ以外の選択肢は合計73件でした。

元の選択肢は期間の境界が重なるため、厳密に「1か月超が73件」とは断定しません。

また、この設問は「初めて相談するまでの時間」ではありません。

債務整理を知ってから実際に債務整理をするまでの期間を尋ねたもので、相談だけ行った日と手続きをした日を別々には調べていません。

相談を迷う人の存在を考える手がかりにはなるものの、相談を遅らせた具体的な期間として読み替えることはできません。

手続き前の印象は「面倒そう」55件、「怪しい」27件

債務整理に対して事前に抱いていたイメージについては、次の複数回答が確認できました。

手続き前のイメージ件数
めんどくさそう55件
詐欺みたいで怪しい27件
やってみたい12件
いつか使いたい10件
その他10件

「面倒そう」「怪しい」は手続き前の回答者の印象であり、実際の制度が詐欺に当たることを示していません。

また「やってみたい」「いつか使いたい」などの選択もあるので、全員が不安を抱いていたとはいえません。

自由回答では、信用情報への影響、家族や勤務先に知られる心配、弁護士などへの費用負担、手続きの難しさに関する記述がありました。

これらは本人の懸念であって、すべての人に同じ影響が発生するという意味ではありません。

例えば、勤務先へ知られたら解雇されるのではないかと心配した回答もありました。しかし、このアンケートでそのような解雇が実際に発生したと確認したわけではありません。

信用情報の登録と生活への影響についても、実際の制度と不安を分けて理解する必要があります。

「債務整理をしてよかった」は81件。ただし一般的な満足度ではない

募集ページの設問と回答CSVを照合すると、手続き後の評価に関する3つの質問が確認できました。

設問はいいいえ
債務整理をして良かったと思いますか?81件(96.4%)3件(3.6%)
もっと早く相談・債務整理をすれば良かったと思いますか?75件(89.3%)9件(10.7%)
今、借金で悩む人に債務整理をおすすめしたいと思いますか?81件(96.4%)3件(3.6%)

※割合は各設問の84回答を分母に算出。いずれも本人の自己評価です。

「よかった」と「もっと早く相談すればよかった」は異なる質問です。

前者は手続きそのものへの評価、後者は手続きのタイミングに対する振り返りを尋ねています。いずれも、具体的な減額の実現や借金の完済を示す回答ではありません。

この結果から言えるのは、今回の採用回答84件では肯定的な回答が多かったということに限ります。

アンケートに自発的に応募した人に偏りがある可能性や、実際の手続き状況を検証していない点に注意が必要です。

また、回答者がその後どのような生活を送っているか、完済したか、債務整理によっていくら減額されたかが、この3問で明らかになるわけではありません。

「いいえ」と答えた人の存在も重要

「してよかった」という回答は81件ですが、「いいえ」が3件あります。

手続きにより必ず満足できるという結果ではありません。

一方、この設問では「後悔したか」と直接質問しているわけでもありません。「いいえ」だった理由を一律に後悔と捉えることも適切ではないでしょう。

Life Onでは、肯定的な数値だけを取り上げて任意整理・個人再生・自己破産などの効果を保証しないようにしています。

借金額、返済能力、財産、保証人、家族の状況などによって、検討すべき方法や影響は異なります。

アンケートの限界と、数字を正しく読むための注意点

今回のアンケートは、調査の透明性を保つため、以下の点を公開しています。

  • 調査時期: 2025年10月27日募集終了。2026年の最新意識調査ではありません。
  • 回答対象: 債務整理経験者として有償タスクに応募した人の自己申告。無作為抽出ではありません。
  • 確認範囲: 採用回答は84件。本人の和解書、裁判所資料、返済履歴を照合していません。
  • 複数回答: 借金の原因や手続き前のイメージは複数選択。割合の合計が100%にならない項目があります。
  • 金額の限界: 減額に関する自由入力には「全額」「利息カット」などが混在し、内容や単位を一律に解釈できないため、平均減額額は公表しません。
  • 個人情報: 回答者のニックネームやIDは掲載せず、自由記述の直接引用は公開条件を確認して取り扱います。

収集した元CSVは加工せず保存し、集計表や分析に使用する匿名化データと区別しています。

調査の根拠となる当時の募集・設問一覧も確認できます。

この調査からは分からないこと

今回のアンケートでは、手続きの前後で家計がどれほど変わったのか、借金の元金が何円減ったのか、返済は完了したのかといった点は確認できません。

金額に関する自由入力は単位や内容にばらつきがあり、全回答の平均減額額を信頼できる条件で比較できなかったため、掲載を見送っています。

また、各回答の家族構成、住居、保証人の有無、収入の安定性、債権者との交渉条件も網羅的には把握していません。

「同じ借金額なら同じ手続きが適している」「回答者と同じ結果になる」という判断には使用できない調査です。

債務整理を検討するとき、事前に確認したいこと

今回の調査では、制度を知ってから手続きまでに時間がかかったという回答や、費用・周囲への影響を心配していたという自由回答が見られました。

検討する際には、次の点を整理することが役立ちます。

借金の総額と原因

カードローンやクレジットカード、リボ払いなど、すべての借入先と残高を書き出します。

生活費不足や再借入れが続いている場合は、返済だけでなく毎月の家計も整理することが重要です。

手続きにかかる費用と、その後の返済

任意整理などでは、専門家費用と和解後の返済の両方を考える必要があります。

自己破産・個人再生にもそれぞれ費用や要件があります。手続き後にどれだけ支払いが残るのか、具体的な見積りと家計を比較してください。

詳しくは債務整理の費用比較を参照してください。

信用情報や家族・勤務先への影響

信用情報への登録やクレジットカード・ローンへの影響は、手続きの種類、契約や支払いの状況によって異なります。

信用情報の取扱いは日本信用情報機構(JICC)や全国銀行個人信用情報センターなどの公式案内を参考にして、実際に登録される情報と期間を確認してください。

「債務整理したら会社を辞めさせられるのでは」「家族も借金を背負うのでは」といった不安は、具体的な状況によって説明が異なります。

アンケートで不安を述べた人がいることと、そうした不利益が実際に生じたことは分けて考える必要があります。

よくある質問

この調査では債務整理をした人の何割が後悔していましたか?

「債務整理をして良かったと思いますか?」に「いいえ」と回答したのは84件中3件(3.6%)です。

ただし、この設問は「後悔したか」を直接質問していません。「いいえ」の3件をそのまま後悔者数として扱うことはできません。

任意整理を選んだ人が多いのは、任意整理が一番よいという意味ですか?

いいえ。今回の回答は、ランサーズの有償募集に応募した人の内訳です。

46件という数値だけでは、任意整理が債務整理のなかで最も多く利用されているか、個人に適した方法かは判断できません。

法テラスの債務整理に関する説明も参考に、借金額や収入、財産などを踏まえて比較する必要があります。

借金の原因が生活費なら債務整理できますか?

生活費の不足がきっかけでも、返済が難しい場合には債務整理を含めた相談の対象になり得ます。

ただし、選べる手続きや条件は個別事情で異なります。

公的な相談窓口や法律の専門家への相談先を確認してください。

回答者の体験は本人確認されていますか?

いいえ。募集の参加条件は債務整理経験者でしたが、手続きの決定書や和解書などの提出を求めて本人の経験を検証したものではありません。

調査結果はあくまで自己申告回答に基づいています。

まとめ|84件の調査で見えたこと

2025年のランサーズ・アンケート84件では、手続きの選択は任意整理46件、自己破産20件など。借金の原因は生活費55件が最も多く、債務整理を知ってから実行するまでに「1か月以内」以外を選んだ回答は73件でした。

また、手続き前は「面倒そう」「怪しい」という印象を選んだ回答もある一方で、「してよかった」は81件でした。

ただし、これは有償アンケートの採用回答84件についての結果であり、すべての債務整理経験者に共通する傾向として解釈できません。

個別の借金問題では、他人の回答割合だけで判断せず、自分の借入先・元金・毎月の収支・費用・信用情報への影響などを確かめてから方法を比較することが重要です。

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本記事はLife Onが採用回答84件を独自に再集計・比較したものです。

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今井 洸太
今井 洸太
Life On運営者/借金解決・返済アドバイザー/債務整理アドバイザー/
Life Onでは、借金に困っている方に「どこよりも、誰にでもわかりやすく」をモットーとして、借金の複雑な手続きの方法や解決方法についてご紹介します。実際の体験談から自分に合った解決方法を見つけることもできます。
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