任意整理手続きはどんな流れで進む?最短で手続き終了までかかる期間は?
「任意整理をしたいけど手続き終了までどれくらいかかるの?」
「任意整理の手続きってどんな流れで進むの?」
そのようなお問合せをたくさんいただいています。
この記事では、任意整理手続きの流れと期間について詳しくご紹介していきます。
任意整理ってどんな手続き?
任意整理とは、借金の将来利息をカットして返済総額を減らし、元本のみの返済にする手続きです。
債務整理手続きを依頼した法律の専門家が、借入先の金融機関に交渉をして減額が成立します。
任意整理についてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
任意整理の流れ
まずは、任意整理の流れについてご紹介します。
順番に詳しくご紹介していますので、ご覧ください。
借金減額シミュレーターを利用して、自分の借金が減額できる可能性があるか確認しましょう。
借金減額の手続きをするためには、法律の専門家と面談をする必要があります。
面談で、あなたの借入件数や借金総額等の情報やあなたの希望を聞き取り、実際に行う借金減額の手続きや費用の提示をしてくれます。
手続きや費用に関して希望がある場合は、面談でしっかり伝えましょう。
ここまでで1週間ほどです。
面談を行い受任が確定すると、法律の専門家は各借入先に受任通知を送付します。これによって、督促や取り立ては完全にストップします。
また、受任通知と同時に開示請求を行います。開示請求を行い戻ってきた情報をもとに、引き直し計算を行い、借入総額を決定します。
ここまでで約1ヶ月ほどです。
債務総額が決定したら、今後どのように支払っていくか、返済プランの方針を決めます。
大体3~5年で完済できるペースの返済プランになります。
返済プランの大枠は法律の専門家が決めてくれますが、あなたの生活に大きく影響する部分なので、あなたの考えとの擦り合わせを入念に行いましょう。
ここまでで約2ヶ月ほどです。
方針決定面談で決定した返済プランをもとに、借入先の金融機関との和解交渉を行います。
和解交渉は法律の専門家が全て行ってくれるので、あなたはなにもしなくて大丈夫です。
うまくいけば1ヶ月ほどで和解交渉は終了します。
うまくいかなかった場合は返済プランをもう一度決めて和解交渉を行います。
借入先の金融機関と法律の専門家との和解交渉がまとまったら、残額の返済が開始します。
返済は基本的に、法律の専門家を介して行われます。
法律の専門家を介して返済をすることで、返済先が複数ある場合でも法律の専門家が管理、分配して返済してくれます。
和解後、返済に遅延や不払いなどが起こると和解違反として、一括返済を求められることもありますので、注意しましょう。
ここまでで約3ヶ月ほどです。
無事に和解契約通りに返済が完了したら、全ての手続きが終了します。
完済までで約3~5年ほどかかります。
任意整理に必要なのはどんな書類?
ここまでで任意整理の流れと、期間についてわかっていただけたかと思います。
ここからは、任意整理をする上で用意しなければならない書類について、ご紹介していきます。
手続きをスムーズに進めるためにも、ご覧ください。
必ず必要なもの
- 身分証明書
- 印鑑
- 債権者一覧表
- キャッシュカード、クレジットカード等
- 預金通帳
- 収入がわかるもの
提出を求められる場合があるもの
- 不動産登記簿
- 医療保険・生命保険の保険証券
- 退職金見込み額が分かる書類
- 車検証
まとめ
この記事では、任意整理手続きの流れと期間、必要書類について紹介していきました。
任意整理手続きは、基本的に法律の専門家がほとんどの手続きを進めてくれます。
そのため、依頼者であるあなたが同席しなければならない場面はあまり多くありません。
とはいえ、流れや必要書類を知っておくことで、スムーズに手続きを進めることができるのも事実です。
これから任意整理をしたいと考えている方は、まず借金減額シミュレーターを利用して、借金が減額できるか可能性があるかどうか、確かめてください。