もう闇金しかない!本当に貸してくれる金融業者?借りたお金を返さなくていいってほんと?
「闇金って危険なの?」
「闇金から借金したら完済できないってほんと?」
闇金について、このような疑問を持っている方が多いのではないでしょうか。
この記事では
以上の4つについてご紹介していきます。
あなたが借りた金融業者、借りようとしている金融業者が闇金ではないか、確かめてみてください。
闇金ってどんな金融業者?
闇金は、映画や漫画などでも題材にされているので、イメージできる方もいるかと思います。
闇金とは、「貸金業法」というお金を貸す時に適応される法律で義務付けられている「貸金業登録」をせずに貸金業をしている業者です。
トサンや、トゴといったワードを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
トサンは10日で3割の利息、トゴは10日で5割の利息という意味です。トナナ(10日で7割の利息)もあります。
この利息は出資法という法律に違反しており、かなりの暴利です。
リボ払いですら、年利18%であるのに対して、闇金の代表利率であるトサン(10日で3割)を年利に直すと1,095%になります。
また、貸金業者として登録しない、暴利で貸付を行うといった違法行為に加えて、借金をした人に対して、脅迫的な取り立てをすることも特徴です。
最近では、比較的低い金利、激しい取り立てをしない、ソフト闇金と呼ばれる貸金業者もいます。
ソフト闇金もソフトとはいえ、闇金に変わりはありません。返済が停滞した時などに豹変し、激しい取り立てをされるかもしれません。
金利や取り立ての有無ではなく、闇金は絶対に利用しないのが重要です。
闇金が接触してくる方法
闇金業者に関わりがある人はなかなかいないかもしれません。しかし、闇金業者は意外と身近なところから近づいてきます。
闇金業者が接触してくる代表的なものはこちらです。
- ホームページ
- メールや電話での営業
- SNSのダイレクトメッセージ
- 新聞などの広告欄
- 街灯や電柱に貼られているチラシ
- 自分の口座に勝手に振り込まれる
ひとつずつ紹介します。
ホームページ
貸金業者の名前をネットで検索すると、闇金業者がヒットする場合があります。
名前を聞いたことがない金融業者や、「ブラックでも借りられる」「収入0でも借りられる」など極端な宣伝は怪しいと思いましょう。
メールや電話での営業
メールや電話などで営業をかけてくるのも闇金業者の勧誘手口のひとつです。
金融業者や官報から、過去に借金をした人を特定し、電話やメールで勧誘します。
電話での勧誘の場合、プリペイド携帯からかけてくることが特徴で、業者にも関わらず050や080等から始まる電話番号でかかってきます。
足がつかないようにするために、事務所や店舗を持っていない業者も存在し、090金融と呼ばれている闇金業者もいます。
個人への勧誘も多いですが、中小企業への勧誘も多いので注意しましょう。
TwitterやインスタなどへのDM
Twitterやインスタ等のSNSのアカウントを持っている人は、闇金業者からダイレクトメッセージがくることがあります。
特にお金に困っているツイートや、現金配り、プレゼント企画などのリツイートをしている方に来ることが多いです。
SNSでは個人間融資として闇金業者が勧誘を行っている場合もあります。
新聞などの広告欄
新聞の広告欄は制限がなく、スペース分の広告料を支払えば誰でも広告を掲載することができます。
そのため、闇金業者でも広告を掲載できてしまう場合があります。
新聞の場合、高齢者を狙った闇金業者が多く、「年金を担保に融資します」などの広告を載せて、違法な貸付を行います。
年金証書や預金通帳、印鑑などを騙し取り、完済後も年金を騙し取られ続けます。
街灯や電柱に貼られているチラシ
街灯や電柱に貼られているチラシにも闇金業者のものがある場合があります。
街灯のチラシには「車に乗ったまま融資」と書いてある自動車金融や、「クレジットカードを現金化します」と書いてあるクレカ現金化の業者などがあります。
自動車金融は、お金を借りる人と闇金で車の売買契約を結んで車を闇金業者側の名義にします。
車を売ったお金を融資として受け取り、車は闇金業者側の名義になります。車はリース契約のためお金を借りた人は車を手放さず乗り続けることができます。
しかし、リース料金が法外な金利による貸し付けで、お金を借りた人は車に乗っている限り高額な利息を払い続けることになるのです。
滞納すると、車は闇金業者に没収されます。
クレカ現金化はクレジットカードで換金性の高い商品券などを購入させ、それを買取ってお金を貸す手口です。
お金を貸す際に多額の手数料を請求します。また、借りた側はクレジットカードで購入した商品代金の借金も背負ってしまうのです。
クレカ現金化はクレジットカードの利用規約に違反する可能性が高いので、現金化を行ったカード会社のカードは今後使えなくなるというリスクもあります。
自分の口座に勝手に振り込まれる
闇金業者から突然勝手に、自分の口座にお金が振り込まれ、後日高額な利息を請求される手口です。
借入をしていないのに、闇金業者から電話がかかってきて激しい取り立てをされる場合もあります。
自分の口座のお金に関しては、どこから入ってきたのか、どこに出ていくのかを常に把握するようにしましょう。
闇金業者の見分け方
「お金を借りようとしているところが、闇金ではないか不安」
「お金を借りているところが闇金ではないか不安」
という方も多いかと思います。
金融業者が闇金業者かどうか確かめる方法として、金融庁のホームページを活用することで、確かめることができます。
金融庁ホームページ内の「登録貸金業者情報検索サービス」では、貸金業者として登録されている業者の検索ができます。
闇金業者は貸金業者として金融庁に登録していないので、検索して出てこない場合は闇金ということになります。
また、昨今では闇金も営業スタイルを変えて、ソフト闇金として営業している場合もあります。
こちらも闇金と変わらず、暴利で貸し付けを行う違法な業者です。
登録貸金業者情報検索サービス → https://www.fsa.go.jp/ordinary/kensaku/
闇金からお金を借りてしまった場合の対処法
お金の借入を申し込んだら闇金業者だった、といったことも少なくありません。
もし、闇金からお金を借りてしまった場合の対処法についてご紹介します。
- 一切返済する必要はない
- 最寄りの警察署、生活安全課に相談する
- 相手が名乗った業者名、担当者名など分かる限りの情報を用意する
- 弁護士、司法書士に相談する
ひとつずつ紹介していきます。
一切返済する必要はない
闇金業者からの貸付は不法原因貸付になります。そのため、契約自体が無効になり、返済義務は生じません。
通常、貸金業者は金融庁に貸金業者として登録をします。しかし、闇金業者は貸金業者としての登録をしていないため、違法貸金業者となります。
警察署の生活安全課に相談する
闇金業者から借入をしてしまった場合でも、違法業者として契約が無効になるため、返済する必要はありません。
とはいえ、返済をしないと脅迫的な取り立てや催促をされる場合があります。
闇金業者からお金を借りてしまった場合、最寄りの警察署や生活安全課に相談しましょう。
実際に取り立てをされて身の危険を感じた場合には、110番通報しても問題ありません。
また、警察署等に相談する場合には、相手が名乗った業者名など、闇金業者の情報をできるだけ集めておきましょう。
メールやLINE、DMなどのやりとりを警察に提出するのもいいかもしれません。
弁護士、司法書士に相談する
警察に相談しても、実際に被害が出ていなければ取り合ってくれない場合もあります。
そのため、弁護士や司法書士に相談することをお勧めします。
弁護士や司法書士は法律の専門家です。
闇金から借りてしまったお金の利息カット、元金返還などの手続きをしてくれます。
弁護士や司法書士のハードルが高いという場合は、借金減額シミュレーターの自由記入欄に「闇金の件で相談したい」と入力することで、スムーズに進めてくれます。
まとめ
闇金業者は、貸金業者として金融庁に登録せず、法外な金利で貸付を行う業者です。
もし借りてしまった場合でも、返済する義務はありません。
しかし、返済をしないことで、激しい取り立てや督促を受ける可能性があります。
もし、あなたが闇金業者からお金を借りてしまって困っている場合は借金減額シミュレーターを活用して、弁護士や司法書士に相談しましょう。
闇金に強い弁護士、司法書士もいるので確実に解決できます。